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19日午前4時7分ごろ、千葉県南房総市・野島崎の南南西約40キロの沖合で、米ハワイ沖から帰国途中だった海上自衛隊の最新鋭イージス護衛艦「あたご」(舩渡健艦長、7700トン)が、同県勝浦市の新勝浦市漁協所属のマグロはえ縄漁船「清徳丸」(7.3トン)と衝突、清徳丸は船体が二つに割れ大破した。清徳丸に乗り組んでいた親子の行方が分からず、海自や第3管区海上保安本部(横浜)などが捜索している。 福田康夫首相は関係閣僚会議とその後の閣議で「防衛省、海上保安庁がよく連携して漁船員の安否確認、救出、救助に全力を挙げるように」と指示した。海自は海上幕僚副長を長とする事故調査委員会を設けた。 海自艦と民間船舶では、30人が死亡した1988年の潜水艦「なだしお」と釣り船の衝突以来の大事故。3管本部は業務上過失往来危険の疑いも視野に、艦長から事情を聴くなどして捜査を進める方針。 海自や海保などによると、行方不明なのは同市川津、船主の吉清治夫さん(58)と長男哲大さん(23)。清徳丸の長さ約15メートルの船体は、船首と船尾の2つに割れ、海面に浮いている状態。海保の特殊救難隊員が船体内部を捜索したが、2人は見つかっていない。 清徳丸は同日午前1時ごろ、カジキ漁のため勝浦市の川津漁港を僚船とともに出港、伊豆諸島の三宅・八丈島方面に向かっていた。あたごは当時、北に針路を取り航行中だった。清徳丸の船体が真っ二つに割れているため、海保は横からあたごが衝突した可能性があるとみている。清徳丸は操舵(そうだ)室がなくなっており、あたごは船首付近の右側に傷があった。防衛省によると、見張りは常にレーダーでの監視と目視で行っているという。 [時事通信社] [ 2008年2月19日9時11分 ]
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発見ミッション 【番外編】No.01 ほのかな光 何かが始まる予感がする、遠のいていた意識が戻った時に手に握っていたもの。 開発にこのトレジャーが必要な機体 ノーザリー バイド・システムα バイド・システムβ バイド・システムγ キャンサー リボー リボールン ストロバルト 腐れPOWアーマー 腐れ工作機 腐れ工作機2 バイド・フォース トレジャー:地球連合軍一覧に戻る トレジャー:グランゼーラ革命軍一覧に戻る
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224: 弥次郎 :2022/05/07(土) 21 30 37 HOST softbank126041244105.bbtec.net 憂鬱SRW アポカリプス 星暦恒星戦役編SS「境界線に踊れ」4 星暦恒星系 星暦惑星 サンマグノリア共和国内 「グラン・ミュール」 第一区 大統領府 地球連合サンマグノリア共和国駐留外交補助機材室 「歓迎」の準備が整った室内---アンドロイドたちがおのおの割と物騒なモノを用意して待ち構える---中で部屋の前に気配がやってきた。 〈足音、男性。歩幅は平均的だけどバランスが危うい……太り気味?〉 〈重量感知計の数値は30代の男性の適正値内に入っていることを示しています〉 〈呼吸音および心臓の拍動音、少し早いですね……緊張でしょうか?〉 〈まさか……とは思いますけど〉 一瞬でかわされる会話と共有されるあらゆるセンサーの情報。 それらと今ドアの前にいる人物のプロファイリングを行ったアネモネは一つの可能性に突き当たった。 〈各員、プランF-23へ。ひょっとすると、別な意味で警戒しなくてはならないでしょう〉 〈F-23……?〉 〈ええ、正しくおもてなしです。裏はありますけど〉 〈室長、誰がうまいことを言えと……入ってきました!〉 そして、大多数の予想に反してドアはおずおずと開けられて、男性が入ってきた。 「あ、あのう……本日付で地球連合サンマグノリア共和国駐留外交補助機材室付き文官になった、ニコラ・ルマールです…」 その声は、どことなく怯え、反応を窺うかのような、そんな男性の声。 多くが敵意のある、あるいは脅すかのような声を向けてくる中にあって、そんな声音は非常に珍しい。 人間ではないからと入国を許可しておきながら、人間ではないからと敵意や悪意を、時にはあらぬ欲望を向けられるアンドロイドたちには新鮮だった。 〈室長、まさか…〉 〈そのまさか、です〉 通信で返事を返しながら、アネモネは同時に肉声を発する。 「連絡は受けております、ニコラ・ルマール外務局員。どうぞ中へ」 失礼します、という声とともに、ニコラ・ルマールは室内に足を踏み入れる。 おっかなびっくり、という言葉がこれほど似合う振る舞いもあるまい。ゆっくりと足を進め、室内に入ってくる。 「ようこそ。私が地球連合サンマグノリア共和国駐留外交補助機材室 一等機材、いわば室長を務めるアネモネと申します」 「は、はい。よろしく、お願いします…」 優雅に一礼するアネモネに、慌てたようにニコラも頭を下げ、かしこまった。 その様子だけで、いや、部屋に入室する前の動きなどからして、レーナはそのニコラという人物の為人を察した。 (この人は……) 頭をあげた彼は、白銀種の特徴を備えている。しかし、それがちょっと揺らぐくらいには、びくびくしている。 視線は怯えているかのようにせわしないし、落ち着きが感じにくいのが窺えてしまう。 外見上はアンドロイドたちが有色種だから怯えたりしているわけではない。 いや、有色種相手でも怯えてしまっているというべきか。 (とんでもない、臆病者……!) 「お、お役に立てるよう、がんば、ります…」 「こちらこそ、よろしくお願いいたします。両国の関係のためにも」 そんなニコラは微笑むアネモネに少し顔を赤らめながらも、ニコラは精一杯の笑みを浮かべた。 若干身体が怯えから震えているのは、どうやっても隠しきれていなかったのだが。 225: 弥次郎 :2022/05/07(土) 21 31 07 HOST softbank126041244105.bbtec.net 一先ずニコラを室内に通し、アイスブレイクと洒落込んだ。 地球連合が持ち込んでいる天然モノのお茶と茶菓にはさすがのニコラも驚き、緊張を緩ませた。 そんな彼と談笑しながらも、アンドロイドたちは提出された書類の情報の精査を無言のままに行っていた。 ちなみにセレクトされた茶葉はカミモールのハーブティー。鎮静効果が期待できる。 〈ニコラ・ルマール、34歳。 高級官僚を送り出してきたルマール一家の生まれ。幼少期は活発で、それでいて勉学にも熱心だった。 義務教育を完了後、サンマグノリア共和国でも指折りの進学校である国立マルティーヌ高等学院に入学、次席で卒業。 特別進学枠で国立サンマグノリア大学政治学部国際政治学科へ進学し、ここを席次5番で卒業。総合次席こそ5番でも、一部おいてはトップの学力を示す…〉 〈卒業後は親のコネもあってサンマグノリア共和国外務省に入省。下積みのためにギアーデ帝国対応部に配属される。 外向きというよりは内勤、国内での情報収集や分析、折衝などを行う文官として活動。 しかし、8年前の開戦を以て、所属していたギアーデ帝国対応部は事実上解散。入省間もない彼はいきなり放り出されてしまう、と〉 〈その後は約4年の間外務省内のあちこちの部署を盥回し。おそらくギアーデ帝国担当部署に所属していたことによる事実上のいじめとやっかみ。 その後に1年の病気療養のため休職。復帰後は今の所属である統合外務局に配属され、現在に至る……〉 〈理想と熱意にあふれていたけど、それがへし折られて現在のような何かにおびえる性格になってしまった……これで普通なのが怖いところね〉 その経歴を書面で見て、どんよりしているレーナはリーガルリリーに対処を任せてある。 あからさまに嫌がらせ人事だ。こちらへ対しても、そして、彼自身に対しても。 文官の配属を求めたのはこちらであるが、それに対する反応がいきなり今日通知され、配属も今日となれば異論は受け付けない、という意志が窺える。 〈地球連合との外交をほぼ閉じ、この星暦惑星の国家との外交もよろしくない態度をとっている。 これまでサンマグノリア共和国が他国の目がないことをいいことにやってきたことを咎められるのを避けるためでしょう〉 〈つまり、彼の派遣は所詮はアリバイ作りだと?〉 〈イエス。要請には応じたという事実だけを得た。交代は認めない。そういうことでしょうね、室長?〉 〈そういうことになりますね。まあ、必要なのは外交的な知識や経験……言っては失礼ですが、畳水練でも彼は役立つでしょう〉 〈良心が少なからず痛みます、胸がチクチクと……比喩でしかありませんが〉 アンドロイド特有のジョークに、アネモネは一度目を閉じ、しかし続ける。 〈とはいえ、ハリボテの方がマシな人材が来ると警戒していた我々にとっては、非常にありがたいことなのは確かです。 早速ルマール外交局員にはミリーゼ少佐が行っていた業務を引き継いでもらい、外交の戦果を挙げてもらいます。 ミリーゼ少佐は本来は武官。軍事的な知見から情報収集や意見を出す立場なのですから、本来の役目に戻っていただかなくては〉 それは、未だに共和国が認識しようとしない、地球連合の外交オプション---軍事を認識してもらうことにもつながる。 〈積極的な武力を振りかざしての圧はあまり褒められたものではありませんが、そうすることもまた外交です。 武をいたずらに振り回す国は嫌いですが、武がないままに安穏とする国はもっと嫌いです。 共和国には、忘れていた常識を取り戻してもらわねば〉 〈了解〉 〈委細承知〉 〈ヤー〉 〈そう言えばリーガルリリー、貴方はローゼンタール系列でしたね〉 そんな会話をしながらも、彼女らは動くのであった。 226: 弥次郎 :2022/05/07(土) 21 31 38 HOST softbank126041244105.bbtec.net 夕刻を迎え、レーナは久しぶりに本来の仕事、軍事的な分析や情報収集に終始することができた。 無論、新しく配属されてきたニコラに仕事を引き継ぎを行う必要はあった。 だが、政治と軍事両方の情報処理や分析を行う必要があった連日の勤務よりも、はるかに楽だったのは確かだ。 「この調子で、もっと人が来てくれるといいのですが……) 「そうそううまくはいかないとは思いますよ、ミリーゼ少佐」 自分の専用のラップトップパソコンの電源を落とし、大きく吐息をついたレーナに、リーガルリリーはお茶を差し出す。 「共和国の意思は、とうに示されていますからね。これで共和国としては大幅に譲歩したと思っているでしょう」 「……たった一人の派遣だけで、ですか」 呆れたものです、とレーナは悪態を隠さなかった。 「ミリーゼ少佐、地球にはこんなたとえ話があります」 怒れるレーナに、リーガルリリーは静かに語る。 「ある国には3つの目を持つ人間が暮らしていました。ところがそこに2つの目を持つ人間が現れました。 異常なのは、どちらでしょう?」 「……それは」 リーガルリリーは自らの視覚素子を内蔵した人工の眼球に触れる。人間と同じような触感や外観を持ち、機能までも拡張して備えるそれを。 「同じことです。そして、地球連合が幾度となく経験してきたことでもあります。 常識も観念も話す言葉も肉体的な特徴も、あらゆる要素が違う生命体で、この宇宙は満ちている。 分断されていたままならば、互いを知らずに幸せだったでしょう。しかし、互いを認知してしまった以上、最早見なかったフリはできない」 「どうやっても、影響が出る、ということです……と」 その時、リーガルリリーは振り返る。そこには、身を縮こまらせるようにして立つ男性がいた。 「ルマール外交局員、御用でしょうか?」 「あ、あ。はい!はい、えっと……ミリーゼ少佐に。よろしいでしょうか?」 「構いません。リーガルリリー、帰る支度をお願いします」 「はい」 レーナの私物を預かり、席を外したリーガルリリーを見送り、レーナはニコラの方に向き直った。 「いかがなさいましたか?」 「い、いえ。大したことじゃあ……ないんですが」 もごもごとしながら、やがてニコラは口を開いた。 「こんな私でも、仕事をこなせる場を与えてくれて、本当にありがとうございます」 「ルマール外交局員……」 「いやぁ、ルマールと、そう呼んでいただいて結構です。 ここまで親切にされたのは久しぶりで……」 「……」 ともあれ、と深々と頭を下げた。 「今日はありがとうございました。また明日、よろしくお願いしますね」 そうして、ニコラはそそくさと部屋を出ていく。 その言葉尻に、鼻をすする音をにじませながら、その体はどことなくうれしさをにじませながらも。 それを、レーナはただ見送ることしか、出来なかった。彼のことは、まだあって初日で、それだけのことしか知らない。 それでも、彼が良い人だと知ることはできたし、誠実な人だとも理解できた。 (3つ目の人間の中の、2つ目の人間……) その言葉の意味をもう一度かみしめ、レーナは立ち上がる。 また、明日。そういわれたからには、明日も頑張らねばと、そう思えたのだ。 227: 弥次郎 :2022/05/07(土) 21 32 13 HOST softbank126041244105.bbtec.net 以上、wiki転載はご自由に。 あと1名くらい、ボーダーランドには人員が来ます。 まあ、その話はもうちょい先になります。 次から、オペレーション・スカイフォールとなります。
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地球連邦軍女性兵士 一年戦争編 / ベースドブースター3 Generation G-20 青 C (自動A):自軍ターンの間、青国力1を発生する。 (自軍配備フェイズ):《(0)》このカードを廃棄する。その場合、自軍キャラクター1枚に、±0/±0/+1コイン1個を乗せる。
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ルート解説 Aルート(ザフト/連合/オーブ) Bルート(ザフト/連合/オーブ) Cルート(HARD)(ザフト/連合/オーブ) Dルート(ザフト/連合/オーブ) 今までキャラ別と思われていましたDルートも、陣営だけでステージが変化します パイロットキャラクター キャラクター キャラクターのゲーム中の台詞など、詳細については原作ネタ用Wikiに書き込んで下さい。 ザフト シン アスラン(FAITH) ルナマリア レイ ハイネ イザーク ディアッカ サトー ザフト赤服兵 ザフト一般兵 地球連合軍 ネオ ステラ スティング アウル 連合軍一般兵 オーブ キラ カガリ アスラン(オーブ) ラクス ヒルダ ヘルベルト マーズ ババ オーブ一般兵
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ハンドル名『station』 その腕っ節の強さから、喫茶店【狂イ旅】での暴動防止委員の長を務める。 前職は、地球連合軍でドラグナーのパイロットをやっていたとか・・・ 現在はリアルが多忙なのか、出勤率は低めである。 「ドラグナーだ! 当たると痛ぇぞ!!」は彼の代名詞と言えよう。 アイコンが違う? アイコンなんてただの飾りです。偉い人にはそれが分からんのです。 名前 コメント
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キャラクター名 プレイヤー名 所属 搭乗機体 能力値 1.体力 2.精神 3.感覚 4.知覚 5.情報 6.魅力 *.幸運 スキル スキル名 レベル タイミング 対象 コスト 効果 /5 /5 /5 /5 /5 /5 /5 /5 所持品、メモ等 地球連合軍制服、軍用拳銃、通信端末、パイロットスーツ
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67 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/02/18(土) 23 37 02 ID softbank060146109143.bbtec.net [11/110] 憂鬱SRW 融合惑星 マブラヴ世界編SS「帳の降りた後に」2 C.E.世界 融合惑星 β世界 β世界主観1999年9月後半 アメリカ合衆国 国連総会 大荒れとなった、オペレーション・ジュピターの決算たる国連総会。 控えめに言っても紛糾したそれは何とか終わり、解散が告げられてから、それは起きた。 「なんだ…?」 国連総会の開催されている議事堂に、軽快な音楽が流れ始めたのだ。 その発生源は、地球連合から出席してきた集団である。 さらには、何人かがいつの間にか服装を変えていたのである。ホログラフィックによる瞬時の着替えだ。 実際にその服を着ているわけではないが、見てくれをごまかすことくらいはできるものであった。 それこそ激しく動き回っても、その服装であることを乱さない程度には。 しかし、その服装はなんと全身タイツである。衛士の着用する強化衛士装備にも似ているような、身体にぴっちり張り付くようなものだった。 さらには、顔を覆うようなマスクまで着用している。しかもそれは、ハロウィンでもあるまいに、カボチャであった。 ジャック・オー・ランタンといえば、より伝わりやすいであろうか。 さしもの各国の人員も、なんだなんだと興味をそそられた。 突如として謎の集団が現れて、この場に置いて何かをしようとしているのだから、ある意味当然だ。 そして、イントロを終えた曲はいよいよ本番に突入する。 ドラムのリズムとギターの戦慄が合わさり、調和を以て議事堂という空間を満たしていた。 ただ単調なのではなく、緩急が付いており、それでいて、何かを訴えかけるかのような、そんな切なる感情が乗っていた。 軽快とは言ったものの、決して安っぽいものではない。軽くて、同時に重たい。サッと過ぎてしまいそうで、熱がこもっているのだ。 歌詞もまた、訴えかけるものがあった。男性のボーカルの声は、最初は静かに、語りかけるように、親しい人に声をかけるようであった。 だが、曲が進めばそうではなくなる。曲のそれに合わせるように、熱を帯び、叫び、訴えた。 他方で、歌詞の内容は抽象的だ。具体的に何かを述べるというよりも、何かを描こうとするかのような。 それでいて、何かを感じ取ることができるのだから、音楽の魔法とは恐ろしいものか。 覇権言語ともいえる英語で歌われていることも、各国の代表に理解させる後押しをしていた。 そして、最も奇抜だったのが、黒タイツにカボチャマスクの集団だ。 なんと、曲に合わせて奇妙な踊りを始めたのだ。 手をかくかくと動かしたり、体をくねらせたり、腕を左右に振ったり、曲に合わせて踊っている。 「……」 「何をやっているんだ……?」 「なんというか、うん……」 曲にあっているんだか、あっていないんだか、微妙だ。 だが、不思議と引き付けられる何かがある。その場にいた全員が、それから目を離せなくなってしまった。 これを止めるべき警備員などもまとめて虜にしてしまっていたのだから、奇妙な吸引力があるというべきか。 そう、魅了されたのだ。くだらないと切って捨てるには、あまりにも。 そうして、おおよそ4分ほどの曲と踊りが終わった後には、ぱらぱらと拍手が出る程度には、彼らは好意的に見ていた。 この場において、国家間の折衝を行うというある種神聖な場において相応しいかどうかは議論の余地はあるにしても、音楽などは良かったのだ。 それも無理からぬ話である。連合の音楽というのは、β世界の基準から見れば100年以上は洗練されたものだからだ。 勿論流行り廃りがあり、あるいは変遷というものはある。されども、音楽という根本的なところは何一つ変わっていない。 過去の名曲が未だに奏でられ、人々の記憶に残り続けているのも、それが理由の一つである。 それらに共通して存在する主柱をしっかりとその曲は継承しており、そうであるがゆえに響いたのだ。 68 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/02/18(土) 23 37 48 ID softbank060146109143.bbtec.net [12/110] しかし、如何に優れた曲であり、引き付けるところのあるダンスだとしても、この場に不釣り合いなのは間違いない。 その認識は、その場にいたβ世界の各国の人間に共通したものであったのは間違いない。 それを代表するようにして、国連総会の議長が、ごほんと咳払いをしたうえで注意をした。 「あー……非常に良い曲だった。 だが、申し訳ないが、この場にはふさわしいものとは思えない。以後、注意をしてほしい」 「承知しております」 地球連合の外交官たちの代表は、したり顔でその言葉に頷いた。 彼とて理解はしている。ここは政治・折衝の場。まかり間違ってもダンスホールでもなければ、そういう娯楽の場ではないのだということを。 しかし、この場において、米国の代表団がいる場においてやるべき意味があったのだ。 「ですが、これは必要なことなのですよ。 何しろこれは---『国際協調を行わない国に反省を促すダンス』ですので」 その言葉の意味を理解できた誰もが、一斉に噴き出した。 議長も、各国の代表団も、あるいはこの場において進行などを司る職員などもまとめて、その意味するところを理解して、噴き出したのだ。 中には笑いをこらえきれずに身をよじって必死に抑え込もうとする人もいるほどだった。 ジョークにしても、かなりスレスレというか、攻めたどころではないモノ。ブラックジョークの領域かもしれない。 何しろ、今回の総会の直後なのだから、それの意味するところはおのずと分かろうというものだ。 そう、その「国際協調を行わない国」と言われれば--- 「貴様ら、ふざけるのも大概にしろ!」 英語で、その罵詈雑言の嵐が地球連合の外交団に突き刺さった。 とでも上品とは言い難く、またイギリス訛りとは違うそれは、言うまでもなくアメリカ合衆国の代表たちから放たれたものだ。 「言う事欠いて、お前らは祖国を、アメリカを馬鹿にしているのか!? 先ほどの話し合い以下の会議だけでなく、その後もふざけたパフォーマンスで侮辱するつもりか!?」 「別に貴国のことを言っているわけではないのですが」 「何を……!」 アメリカの代表が思わず続きを言おうとして、慌てて随伴員によって無理やり口を防がれた。 そう、反応しては駄目だったのだ。 反応し、反論しようものならば、それはどういう形であれ「自分たちは国際協調をしていない国です」と発言するに等しいのだから。 故に最も最適だったのは無視してさっさとこの場を離れることであったのだ。 しかし、それができなかった。状況が状況とは言え、それに反応してしまったのだ。各国の目がある状態で。 それを頭に血が上っていたアメリカの代表は認識できていなかったようだが、何やら言い含められることでようやく気が付いたようである。 そして、そこでようやく周囲の状況にも気が付いた。他国の代表らが面白がって見物しているのだ。 別に何かを言うわけでもなく、何かをするわけでもない。ただ、愉快そうに笑って眺めているだけである。 しかして、何も言わなくとも、何を言いたいかは非常に雄弁だ。 何しろ、どの国もオペレーション・ジュピターでの米国のやらかしに腹を立てていたのだ。国家をあげての利敵行為だったから。 さらには協定を破ってのG弾投入までする寸前だったというのだから、各国の苛立ちを誘うのに十分すぎたのである。 それらのミスを現場のミスや暴走とうそぶき、自分たちは無謬と言い張っていたのはとても信用できる国の実態ではない。 語るに落ちるというべきか、米国は自らの無能を自ら証明していたのである。 69 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/02/18(土) 23 38 50 ID softbank060146109143.bbtec.net [13/110] これまでならば米国が圧力をかければ屈していたことであろう。 だが、今の状況は過去とは違う。地球連合という米国以上の勢力が存在しているのだ。 そういうわけで、誰もが感情をこらえることなく、アメリカの醜態を面白がっていたのだ。 これまでさんざん米国の圧力や政治的な事情に振り回されていた各国にとっては、非常に胸がすく思いであった。 特にこの融合惑星に転移してきて以来、米国の言動などは過激になっていた。当然、各国は鬱屈し、鬱憤をためていたのだ。 それが地球連合がきっかけで噴き出した結果ともいえるだろう。 それにあのダンスの名前も直球で、非常にズバリ言い当てていて、いっそ爽快だった。 曲としては真面目で、そのままでもよかったものと組み合わせたおしゃれとは言えないダンスが、妙な相乗効果を発揮していた。 目を閉じても、先ほどまでの踊りが瞼の裏側に残っているような気さえもしてくるほどに。 以上の事もあり、各国は何もしない。 米国の肩を持つこともなく、かといって連合を褒めたたえることもしない。 ただ、状況を面白がるだけにとどめて、推移を見守るだけであるのだ。 笑いをこらえきれずうずくまっていたり、腹を抱えて身をよじっている人員もいるが、まあ誤差であろう。 しばらくして、状況の不利を理解し、落ち着いた米国代表は強い口調で叫んだ。 「この国連の場においてふざけた行動は慎むべきだ。 ここは音楽を流す場でもなければ、踊りを楽しむダンスホールなどではないのだぞ! この件については後々抗議をさせてもらう!」 しかし、出来たのはそれだけ。 いかに怒ってみせようが、圧力をかけようが、まるで意味がない。 肩を怒らせて出ていく米国の代表団は逃げるようにさえ見えて、非常に滑稽ですらある。その動きさえも、コントの一つに組み込まれているかのように。 この出来事は、後々に米国から厳重な抗議が送られてきたのであるが、国連は地球連合に対して注意勧告をするにとどめた。 それは、米国の自分本位のふるまいに国連も看過できない状態であったことを如実に語っていたのであった。 オペレーション・ジュピターの発案に始まった一連の流れから、いや、それ以前にBETAの大侵攻の後から、国連はそれを隠せなくなったのだ。 それほどまでに、米国は協調というものを、そして常識というものを置き去りにして振舞っていたのだから。 米国国内ではこの件は半ばなかったことにされたのであるが、他国ではそうもいかなかった。 他国で地球連合からリリースされたその曲は、そのダンスと共に普及し、各国で爆発的にヒットしたのだ。 その意味するところは尾ひれ背びれがついて回り、アメリカの過剰な反応も相まって、面白いように普及したのだ。 彼らはただ踊る。そこに意味を見出すのは他者であり、政治的な主張などない。 そういう名前の踊りなだけであって、誰かを非難する意図を明確にしているわけではないのだ。 斯くして、これらはミームとなって各国に広まる。これまでの鬱屈した世界を笑うかのように、愉快でへんてこなダンスは、一息に市民権を得たのだった。 そして今日も、β世界のどこかで誰かが躍る。その曲に合わせ、歌いながら、あるいは流しながら、世界を少し愉快にするように。 70 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2023/02/18(土) 23 39 44 ID softbank060146109143.bbtec.net [14/110] 以上、wiki転載はご自由に。 反省を促しました(晴れやかな笑顔)。
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バーナード コスト:200 耐久力:1000 【武装】 75mmガトリング機関砲×3 小型ミサイルランチャー×4 対宙魚雷発射管×6 爆雷発射管×4 他 【解説】 約130m もっとも数多く配備されている地球連合軍の戦艦。正確には「ドレイク級護衛艦」の一つ。 小回りの利く130メートルという全長だが、MSの機動性の高さにはついてゆくことができない。 ミサイルポッドやバルカンを装備するほか少数のモビルアーマーを搭載できる。 原作ではメネラオス、その他大型戦艦の護衛の任につくことが多かったが ブリッツにアンカーで艦橋を潰されたり、イージスのスキュラ一発で撃沈されるなどあまり役には立たなかった。 本作ではディアッカ(赤服)を選択した時にデブリ帯で出現(出現は此処だけ) メネラオスと同じくかなりの高度を巡航しているだけなので脅威になることはない。 倒す場合は、弾がもったいないのでできるだけ格闘か、弾数を消費しないチャージショットで攻撃するようにしよう。
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ストライクダガー コスト:270 耐久力:500 盾:○ 変形:× DP:地球連合軍一般兵   名称 弾数 威力 備考 射撃 ビームライフル 6 90 発射音が他のと違う サブ射撃 イーゲルシュテルン 60 3 バルカン。削りやけん制に 通常格闘 ビームサーベル - 176 3段技。2段目を前格に派生可 前格闘   - 110 回転しながら3HITの突き。 横格闘   - 115 横一閃の斬りをかます 特殊格闘   - 140 兜割り